カーリングシューズ

1.カーリングシューズ

最初のカーリング体験は、「ステップオンスライダー」というテフロンの板をゴムやスポンジに貼り付けただけの板でやります。この板を運動靴で踏んで、カーリングシューズの代わりにします。

軽井沢アイスパークなど、一部には最初からカーリングシューズを貸してくれて体験できる施設もあります。

しばらく練習して、カーリングを続けることを決意したら、靴を買うことになると思います。

ご存知の通りわ、カーリングシューズは、利き手と反対の足が滑るようになった特殊なもので、カナダからの輸入に頼ってます。

(でも中国産が多いらしい。誰か中国のカーリング靴メーカーを知りませんかね(^_^;))

たぶん、どんな競技でも同じだと思うのですが、シューズ選びで重要なのは、

  1. 足にあったシューズであること。
  2. 技術にあったシューズであること。
  3. はいたときのフィーリングが合うこと
  4. デザインが気に入ること

こんな順番でしょうか。
他のスポーツで私の経験したのは、スキーぐらいしかないので、なんとも頼りないのですが・・・

①足にあったシューズであること

多く話す必要もないでしょう。

サイズと断面があっていないシューズではきちんと歩くことすらつらいです。

サイズは、普段履いてる靴に合わせればいいだけ(でも、インチで書いてあるので、微妙に合わないんですが)日本人に多い「幅広甲高」っていう足の形にあうシューズがなかなか見つかりません。

(私はビジネスシューズは25.5cmのEEEEE、カーリングシューズはバランスプラス200の、7.5インチを履いてます。)

こればかりは、いろんなシューズをはいてみるしかないです。

ショップで履くか、人がはいている靴を借りて、あわせてみて、気に入った一足を見つけてください。胴回りに合わせて、つま先に余裕がありすぎると、デリバリーのフィーリングも、スイープ時のフィーリングも合わないので要注意。

最後は、自分の足にあった靴にスライダーをくっつけるって言う方法もないことはありません。

②技術にあったシューズであること

これがちょっと難しいので、経験者に相談してほしいのですが・・・

カーリングの場合は、ほとんど、

技術にあったシューズ選び方=靴の後ろのテフロンの厚みの選び方

です。

今のシューズのスライダーは、ほとんどテフロン製かテフロンコーティングです(多分)

あと、遅いスライダーに、ペラペラのプラスチックでできたもの、速いスライダーに、ステンレスでできたものがあります。

ココで、遅い、速いって言っているのは、

  • デリバリーしたときに摩擦が多くてすぐ止まるほうが「遅い」
  • つるつる滑ってなかなか減衰しないのが「速い」

といいます。

遅いスライダーのいいところは、

  • バランスがくずれにくいのでフォームが安定すること。

悪いところは、

  • デリバリー中に体のスピードがどんどん減速するので、手を離すタイミングの差で、石のスピードがものすごく変化すること
  • 早いテイクを投げられないこと。

早いスライダーのいいところは、

  • 体が石を減衰しないので、ハックを蹴ったフィーリングがそのまま石に伝わること
  • 早いテイクを投げられること

悪いところは

  • バランスをとるのが難しく、フォームが安定しないこと
  • ものすごく遅い石を投げるためには体力を消耗すること。(この感覚は、競技用のシートに乗った上級者にしかわからないと思いますが)

スライダーの厚みについて

普通、スライダーの厚みは1/16~1/4インチ

イシダスポーツのサイトによれば、こんな厚さの取り揃えがあるみたいですね。

  •  1/16 (2/32)
  •  3/32 (3/32)
  •  1/8  (4/32)
  •  5/32 (5/32)
  •  3/16 (6/32)
  •  1/4  (8/32)

ちなみに、私のはいている靴は古いので、1/8か3/16インチかな。

これから書く部分が、意見には個人差があるところだと思うのですが、

あえて書きます。

どのぐらいの技術の人がどのぐらいの厚さならいいかということ

 

初心者(2~3回乗っただけの人)

1/16~1/8

初級者(カーリング場のフルシートで投げられるようになった人〜オープン大会に出はじめ)

1/8~5/32

中級者(ゲームを何回か体験〜定期的にリーグ戦に出る)

5/32~1/4

 

って感じでしょうか。

ひとつ重要なこととして、

「技術レベル以上のスライダーを履いていると上達が遅れる」

ってことです。

「スライダーが体に合ってない(速すぎる)から、なかなかうまくなんないんだよなー」

って人を何人も見てきました。

 

そして、順調に上達すると、

「初心者~初級者の期間はものすごく短い」

のです。残念ながら、薄いスライダーで練習するとすぐうまくなって、

薄いスライダーは不要になります。

「さすがにもうそろそろ、そのスライダーは卒業だよ」

って人を何人も見てきました。

 

えー?じゃあ、すぐ買い換えるの?って思うでしょうが、

今の靴は、ディスクが張り替えられるのが多いので、

「買うのは、張替えができる厚いスライダーの靴、初心者のうちは、薄いスライダーを持っている先輩に( 借りる | もらう | 売ってもらう )」

のが得策だと思ってます。

③はいたときのフィーリングが合うこと

結構重要なポイントです。

靴の柔らかさとか、つま先の当たり具合とか、

氷を捉えるスライダーの感じとか、靴底の厚さとか・・・

 でも、一発目でこれはわからないかもしれません。
 私も3足目に買った靴はフィーリングが合わなくてほとんど使ってません。
 (即効でバラプラ200を、もう一足買いました)
 靴の厚みの違和感は、スイープのときに影響するので、
 グリッパーをつけた状態でその辺を歩いてみて、
 引っかからないかどうかよく確かめてください。

④デザインが気に入ること

残念ながら、ほとんど選択肢がないんです。

ココにこだわるなら、自分好みの靴を買ってきて、

スライダーディスクを貼り付ける方法しかありません。

 

以上、シューズについての情報でした。

カーリングシューズの値段は1万円程度から、5万円弱くらいまであるかな?

必ずしも高いからいいって訳でもないのは、他の競技も同じだと思います。

でも、スキーブーツは平気で10万円近くしてたから、それに比べれば安い!

おまけの情報として、買うときにはトゥーコートを忘れずに。

For all curling fans.

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